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自分の実家や旦那さんの実家に行ったとき、両親の飲んでいる薬が大量に余っているなんてことはありませんか?

前回の記事でアドヒアランスを向上させることで薬本来の効果を発揮出来、一包化をすることにより飲み忘れ・飲み間違えも減りやすいという話をしたと思います。

しかし年を取れば取るほど一包化した薬であっても飲み忘れをして、気づけば本来白い薬が茶色になったり黄ばんだ薬の袋が大量に出てきた、なんてこともあるんじゃあないでしょうか。

また、割としっかりしたおじいちゃんで薬を欠かさず飲んでいても、朝の薬を飲んだか覚えていないからとりあえずもう一つ飲んでおこう、なんてことをしてしまうこともあります。

まず、薬の飲み忘れを減らす方法として「お薬カレンダー」を使う方法があります。

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これは月〜日の1週間カレンダーで各曜日に朝、昼、有、寝る前のポケットがあり、そのポケットの中に薬を入れて飲んだか飲んでいないかがひと目で分かるようになっています。

これを使うことで朝の薬を飲んだか飲んでいないか、そもそも薬がちゃんと継続して飲めているかと言うのが自分でも、また他人からでもわかるようになります。

薬局で長く働いている方やヘルパーさんなら知っているかもしれませんが、お年寄りと接する機会の少ないと知っている人は少ないんじゃあないでしょうか?

これはお年寄りに限らず、持病を持つお子さんの薬にも活用出来ると思うのでおすすめです。

それでも薬がどうしても余ってしまう、なんていう人もいると思います。

薬が大量に余っているときは余っている薬を病院、薬局に持っていってみてください。

お医者さんに残薬が大量にあることを伝えると次回受診日まで足りるようにお薬を調節して処方してくれますし、薬局に持っていっても薬剤師が調節してくれると思います。

ただ、これには少し注意することがあります。

お医者さんに見せた結果処方日数が減る場合は問題ないのですが、薬局に持っていった場合はお薬代が高くなる場合があります。

これは「重複投薬・相互作用等防止加算」の関係なのですが、要は処方日数を減らしてもらうために病院へ連絡を取る手数料みたいなものです。

お医者さんは患者さんを診察して処方箋を発行します。その処方箋を薬剤師が監査して調剤するのですが、薬剤師が処方箋を勝手に書き換えることは出来ません。

なので処方箋に間違えがあったり、変更してほしいことがあれば必ず処方医に電話やFAXなので連絡を取り変更してもらわないといけないのです。

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長くなりましたが、この加算の関係があるので薬の日数を減らす場合、目安として一ヶ月分くらいの薬が溜まってきたら日数を減らしてもらうというのがいいんじゃあないかと思います。

ここ最近の夏は大雨による災害や台風による災害で病院が機能しなくなることもあり、また新型コロナウイルスの関係で外来診療がストップしてしまうこともあります。

そのときに飲む薬が無くならないようにするためにも、多少の残薬は持っておいてもいいんじゃあないかと思います。

何にせよ、薬の飲み方やわからないことなどがあれば最寄りの薬局・病院薬剤師に聞いてみるとなにか答えを教えてくれると思いますので頼ってみてください。

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