投薬後の服薬フォロー
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今日は穏やかな一日だったので投薬後の服薬フォローについて

少しまとめてみました。

エクセルファイルも置いとくので必要でないところは消したりして自薬局で使ってみてください。

特定薬剤管理指導加算2に関しては別に記事を書いたので、こちらもよろしくおねがいします。

投薬後の服薬フォローまとめ
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Contents

投薬後の服薬フォロー(服薬管理)は法律で定められている

これは薬機法(旧薬事法)で定められていることです。

なので薬剤師が率先してやるべき仕事の一つですね。

具体的には、

  • 投薬後に薬がちゃんと飲めているか?副作用は出ていないか?の確認。
  • 薬が飲めていないなら一包化など出来るんじゃあないか?
  • 薬が整理出来ていないならカレンダーを活用して整理しよう。
  • 薬の量が多すぎて似た作用の薬があるなら減量の提案をしてみよう。
  • 残薬が多すぎるから処方医に報告しておこう。

という感じです。

前も話したように薬剤師の仕事は患者さんが来てお薬を渡して終わりではありません。

なので、これを読んでもらった患者さんの家族さんや薬を管理している方は

薬をもらった後も気になることがあれば、まずは薬剤師を頼ってもらえると嬉しいです!

また、薬剤師の人も加算が取れる仕事を無料でやってあげている人も居るんじゃあないでしょうか?

患者さんやその家族の方からしたら無料でやってもらえるのに越したことは有りませんが(^_^;)

ここからは薬剤師の方向けに何をしたらなんの加算を取れるか、を書いていきたいと思います。

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服薬フォロー・調剤後薬剤管理指導・特定薬剤管理指導2

これは薬剤師が投薬後のフォローが必要かそうじゃないかを判断し、

必要な方のみに「ちゃんと薬が用法用量通りに飲めているか?副作用は出ていないか?」

を電話やテレビ電話等で確認すると算定できる加算です。

まず調剤後薬剤管理指導は糖尿病薬を服用している方が対象で、

特にSU剤の追加や変更、インスリン製剤の追加や変更になった人が対象です。

具体的には

  • 朝だけ飲んでいたグリメピリドが朝晩になった。低血糖の症状は出ていないか?
  • インスリン製剤の単位が減った。血糖値に大きな変化はないか?

などでしょうか?私が聞いているのはこんな感じです。

この加算は4月1日に投薬した時点で

「薬の量が変わったけどちゃんと飲めるかね?次来るまでにちゃんと出来てるか電話してみようか?少しお金はかかるんじゃけどね」

などの声かけをして患者さんの同意をもらうことが前提になります。

他の加算も大体「患者さんの同意」が必要になってきます。

次に特定薬剤管理指導2です。

薬局薬剤師は「ハイリスクでしょ?」って思うかもしれませんが、

これは特定薬剤管理指導2で抗がん剤に関する服薬フォローです。

これは私の薬局では算定した事例が無いのでうまく説明できませんが

レジメンに基づく抗がん剤治療を行っている方が対象です。

この加算は算定要件が難しく、

  • パーテーションなどの施設基準をクリアしているか
  • 勤務5年以上の薬剤師が在籍しているか
  • 処方元の病院がレジメンを公開しているか

等など、とにかくハードルが高いです。

最後に服薬フォローですが、これはどんな薬を飲んでいても大丈夫。

で、お金もかかりません。

加算は取れませんが、薬歴などにフォローしている実績がないと

今後基本料が安くされることがあるかもしれません(これは管理薬剤師の受け売り😅)

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外来服薬支援

これは服薬がうまくいっていない人にちゃんと飲めるように薬剤師がお手伝いすることですね。

具体的には、

  • 調剤後の一包化
  • A病院とB病院の薬を一包化(薬局が違う場合でもOK)
  • 藥袋とくすりの整理、お薬カレンダーの利用

などが該当します。

これは私の薬局でも利用される人がたまにいます。

特に、異なる医療機関の薬をまとめて一包化はよくあります。

島の病院だけではなく船やバスを利用して本土の病院に行く人が多いからでしょうね。

これは飲む薬が多い患者さんにもメリットがあり薬局としてもメリットがあり、

まさにwin-winだと思います。

他の加算は大体、フォローや情報を提供して、次の来局時に算定というのが一般的ですが、

この加算は他の加算と違い、単独レセプトなので注意が必要です。

単独レセプトとは、処方箋なしにその日に加算が取れることです。

算定する時の注意事項としては、一包化等の確認をした医療機関の名前を摘要欄に記載することですね。

服薬薬剤調整支援

これは服用薬を減らすことでもらえる加算です。

表にはありますが、1と2があり

実際に薬が減った状態が4週間以上続いたら算定出来るのが1

減らす提案を病院に送っただけで取れるのが2

です。

もともと1だけが新設されたと思うのですが、要件が厳しすぎるということで2が追加

ということになったと思います。

どちらも6種類の薬を服用していることが前提なのですが、

1は4週間以上服用を続けていて、最終的に2種類以上の薬が減量になる

ことが算定要件になります。

それに比べて、2の方は、

複数医療機関で6種類の薬を飲んでいる方に減量の提案をする。

というのが算定要件になります。

これも私の薬局ではまだ算定したことがありませんが、

提案だけならまだハードルが低いので、2を取れるように頑張っていきたいなと思っている所です。

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服薬情報等提供

これは色々ごちゃごちゃ書いてあるサイトが多かったので表にまとめてみました。

多分、文章で見るよりもわかりやすいんじゃないかなと思います。

服薬情報等提供料

最終的には文書で病院・患者・その家族等に情報を提供するか、

患者さんやその家族だと電話で情報を提供するのもOKよということです。

これも情報提供して、次の来局時に算定する形になります。

どうでしょうか。今までタダでやってあげていたことは有りませんでしたか?

服薬情報等提供なんかは加算があることを知らないとサービスと言う形で

素通りしていた気がします。

今は調剤報酬が改定されるたびに薬局が不利な立場になっていっています。

その中でも譲歩というか、「これを取れば前と同じくらいの報酬をあげてもいいよ」

という新設の加算もあります。

また改正があると思いますので、そのときはまたまとめていけたらと思います。

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