
薬の重複・相互作用などが気になったことはありますか?
色んな薬をもらっている人は気にするかもしれませんが、
風邪薬や痛み止めをたまに買うくらいの人は気にしたことは無いんじゃあないでしょうか?
薬と薬の相性ならまだしも、薬と食べ物や飲み物は気にしないんじゃあないでしょうか?
今回はアルコールと風邪薬・解熱鎮痛剤ついて解説していこうと思います。
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注意なのは「アセトアミノフェン」
ここでいう風邪薬・解熱鎮痛剤とは成分として「アセトアミノフェン」というのが入っているものです。
処方箋が必要な薬だとカロナール錠、
OTCだとPL配合顆粒、新セデス錠、ノーシン錠、ナロン顆粒などです。
今回紹介する薬は「悪い薬」というわけではなく、「アルコールと一緒に飲むと悪い薬」ということです。
PL配合顆粒なんかは元々処方箋が必要な薬で、現在も病院で処方される薬なのでとてもいい薬です!
なぜアセトアミノフェンとアルコールはダメなのか?
これはアセトアミノフェンが肝障害を起こすからです。
特に大量のアルコールと薬を飲むとなりやすいです。
では肝障害とはどういう病気なのでしょうか?
肝障害の何がダメなのか、どういう病気なのでしょうか?
肝障害→肝炎→肝硬変→肝臓がん
肝障害とは肝炎のことです。
肝炎というと肝臓の細胞が炎症を起こし、細胞が壊れていることです。
肝炎というと、B型肝炎、C型肝炎、脂肪肝というと聞いたことがあるんじゃあないでしょうか?
脂肪肝なんかは身近な人でも患っている人はいるんじゃあないでしょうか?
この肝炎という病気は放っておくと肝硬変になり、肝臓がんになってしまう病気です。
肝炎には色々種類があるので、今回お話した
アルコールとアセトアミノフェンの組み合わせをしなくてもなる可能性はあります。
しかし、知らずにアセトアミノフェンとアルコールを服用するという習慣があると
肝炎になるリスクは高くなってしまいます。
知っておくと確実にリスクは低くなると思います。
PL配合顆粒は中枢抑制にも注意
PL配合顆粒には解熱鎮痛成分としてアセトアミノフェンが含まれていますが、
「配合顆粒」なので他にも治療成分が入っています。
風邪の症状と言えば、「熱」「咳」「鼻水」じゃあないでしょうか。
このうち「熱」と「鼻水」を治す成分がPLには入っています。
「熱」を下げるのにアセトアミノフェンが効果を発揮して、
「鼻水」を止めたりするのに「プロメタジン」という成分が効果を発揮します。
これは抗アレルギー剤と呼ばれ、花粉症の人が飲むような薬です。
花粉症の薬はよく「眠くなる」という人が居ますが、これは中枢抑制という作用の影響です。
アルコールと一緒に眠くなりやすい薬を飲むと作用がより強く発揮されます。
ですので、風邪を引いてPLとお酒を一緒に飲むと
肝障害を起こしやすくなり中枢抑制、強い眠気などを起こすことになります。
そもそも、風邪を引いているのにお酒を飲むなって話です!笑
肝機能を高めるには
最後に肝機能が悪くならないようにはどうするかまとめていきます。
これはお酒が好きな私が長生きしてお酒を飲むためにも必要なことですね!
肝機能を高める上で重要なのは
- バランスの良い食事
- 1日30分以上の適度な運動
です。
ここでいうバランスの良い食事というのは、
- 肉や魚、大豆製品などのタンパク質の摂取
- 緑黄色野菜、きのこ類、海藻類などから得られるビタミンやミネラルの摂取
です。
お酒は程々にして日本人らしい食事をするのが肝臓には一番良い食事なんじゃあないでしょうか?
30分以上の適度な運動はランニングなどじゃなくて散歩・ウォーキングでもOKです。
ここ最近はとても冷え込んで来ているので夜外に出るのがとても億劫ですが、
朝ごはんの前に30分ウォーキングしてご飯を食べ出勤する習慣がいいんじゃあないでしょうか?
この習慣は今年の春から私達夫婦が習慣にしたくて出来なかった習慣です←
ここ最近は毎年新しい習慣を身に着けようとしていたので、
来年こそは「早起きウォーキング」を習慣にするのを目標に頑張りたいです笑。