
私の薬局では患者さんや、その家族の方から色んなものをもらうことが多いです。
田舎独特というか、農業をしている人や釣りが趣味の人が多いので
「うちの畑でゴーヤーがたくさん採れたけぇみんなで分けて!」
とか
「お菓子作ったけえ薬局のみんなで食べて!」
なんて言われて頂くことが多いです。
私個人でいうと、薬局の大家さんからご飯のおすそ分けを頂いたり友達からもらった魚をもらったりしています笑。
ここ最近は食べ物だけじゃあなくて、
手芸が趣味のおばちゃんから薬局スタッフ全員分のキーホルダーをもらったり
干支にまつわる置物をもらったりなど、本当に優しい患者さんに恵まれています。
Contents
田舎ならでは?患者さんとの距離が近い薬局
薬局自体は20年以上続いていて、最近までは発足当時から働いていたスタッフもいました。
同じ島在住のスタッフも居るので、患者さんとご近所、なんてこともザラです。
チャーミングなジジババが多いせいでしょうか?
月一回のペースで来てくれる患者さんでも2〜3回薬局に来てくれたら割と顔と名前を覚えてしまいます笑。
普通に仕事をしているだけで、患者さんと仲良くなりたい!と思わなくても
患者さんの方がスタッフの事を覚えてくれたりするので自然と仲良くなってしまうかもしれません。
みかんは買うもんじゃあなくて貰うもん
「みかんは買うもんじゃあなくて貰うもんよ」
これは妻が言っていたことなんですが、島で働き始めてからめちゃめちゃ実感します。
患者さんからみかんを貰うことは結構あって、
薬局に用事は無いのにわざわざタクシーで薬局の前に泊まってみかんをくれる老夫婦も居ます。
みかんも色々品種があって、それぞれに味が微妙に違うので食べ比べをするとなかなかおもしろいです!
そんな生活も3年目となると、少しですが品種を覚えることが出来ました。
ここで働く前は全然みかんを食べなかったので自分でも驚きです。
色々食べた中でも、「紅まどんな」という品種のみかんがとても甘くておいしいです。
これはめっちゃ甘くて、何回か食べました飽きませんでした!
「紅まどんな」は私が食べたみかんの中では一番甘いんじゃあないかと思います。
患者さんからだけでなく、薬局のスタッフがご近所さんからみかんをもらって
薬局でシェアするなんてこともあります。
昨日は「はれひめ」という品種のみかんを食べたのですが、これもとても甘くて美味しかったです。
みかん農家の方やみかんに詳しい人がいうには、一般的に言う「みかん」とは違うみたいです。
何が、どう、違うのかは全然わかりませんでしたが、美味しかったです笑。
一応みかんの品種表みたいなのがあって、これを見たところ
確かに何個かかけ合わせた品種みたいですね。
でもそれをいうなら紅まどんなの方が
本流の「みかん」というところからかけ離れたところにあるじゃあないか!
って思いましたけど、詳しいことはわからないのでうまいは正義ということで終わらせます。
柑橘類とくすりの飲み合わせは注意が必要
冬はこたつとみかんがセットですが、柑橘類とくすりの飲み合わせもセットで覚えてもらえたらと思います。
血圧の薬を飲んでいる人は
「グレープフルーツなどの柑橘類との飲み合わせに注意」
なんて言葉を見るんじゃあないかと思います。
血圧の薬だけじゃなくても、コレステロールの薬や免疫を抑える薬を飲んでいる人でも
もしかしたら見たことがあるかもしれません。
この言葉をみて
「じゃあみかんはどうなの?温州みかん好きなんだけど。レモンは?」
と聞いて来られる患者さんが居るんですが、
一般的な温州みかんなどは問題ないものが多いです。
ですが、やっぱり注意が必要なものもあります。
みかんっぽいものでいうと、「ぶんたん(ざぼん)」や「だいだい」なんかは
一部のくすりとの飲み合わせが注意になります。
冬になったらこたつの上に置いてあるみかんを見て、
「なんかくすりと注意が必要なものがあったな」
くらい覚えてもらえていたら嬉しいなと思います。
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