【便秘は危ない!】妊娠中に起こる便秘の原因と対策を薬剤師が解説!
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妊娠8ヶ月目に突入した妻が最近便秘気味です。

女性が妊娠してよくなる症状・病気として「つわり」「貧血」「便秘」などがあります。

つわりの症状もなかったので「ついに来たか。。」という感じですね。

便秘は誰でもなりうる病気で症状が続くと他の病気にもなるので早めに治療するのが良いです。

今回は妊娠中の便秘の原因、危険性、対策と改善に向けて気をつけることなどを

分かりやすくまとめて見たので是非最後まで読んでください。

他にも「痛み止めが胎児に与える影響」「妊婦さんが気をつける薬と食事

という記事もあるので、そちらも是非読んでみてください。

nosh-ナッシュ

妊娠中の便秘は「プロゲステロン」と「子宮の腸管圧迫」が原因

妊娠中の便秘は「ホルモンバランスの変動」と「子宮の腸管圧迫」の大きく2つあります。

まず、「ホルモンバランスの変動」について解説します。

妊娠していないときも生理の関係でホルモンバランスが変わっています。

女性のための健康ラボMint+より https://www.aska-pharma.co.jp/mint/womanhealth/hormon/

妊娠中の便秘は上の図にもある「プロゲステロン(黄体ホルモン)」というのが原因です。

生理前の便秘も、この「プロゲステロン」の分泌が原因です。

プロゲステロンは消化管、胃や腸管の動きを抑える作用があります。

上の図は妊娠中の女性ホルモンの変動を表したグラフで、

出産するまでプロゲステロンはずっと分泌されているのがわかると思います。

妊娠中や生理前はこのプロゲステロンが分泌されるので便秘になりやすいです。

妊娠初期から中期はプロゲステロンが原因で便秘になりやすいですが、

後期に近づくにつれて「子宮の腸管圧迫」が起こり便秘になりやすいです。

赤ちゃんが大きくなると近くにある腸管・大腸が圧迫されて動き(蠕動運動)が鈍くなります。

大腸の動きが鈍くなると、もちろん便も出にくいですよね。

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便秘を放置すると「糞便閉塞症」「痔」「免疫低下」になりやすい

大腸には蠕動運動の他に「大腸内の水分を吸収」する働きもあります。

便が大腸に長くとどまっている間、大腸は便の水分を吸収し続けます。

吸収し続けた結果カッチカチの便が出来上がってしまい、より排便が困難になります。

これが「糞便閉塞症」です。

カッチカチになった便を出そうとすると肛門に負荷がかかってしまいます。

負荷がかかると「いぼ痔」や「切れ痔」になりやすくなります。

「痔」になると排便時に強い痛みがあるので排便するのが怖くなります。

もう悪循環ですよね。。

「痔」になるのも便秘を悪化させる要因の1つです。

nosh-ナッシュ

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腸の健康は全身の健康につながる

「腸管免疫」という言葉を知っているでしょうか?

腸内細菌は腸内だけでなく全身の免疫に係る働きがあると言われています。

ビフィズス菌は腸内細菌の代表だと思いますが、整腸作用の他にも

花粉症やアトピー性皮膚炎を改善するビフィズス菌もあると言われています。

一分腸活」や「腸がすべて」、「あなたの体は9割が細菌」などなど

腸と免疫、腸と健康に関する本もたくさん出版されています。

便秘改善は「食生活」「適度な運動」「薬物治療」

妊娠中に関わらず、便秘を改善するには「食生活」と「適度な運動」、「薬物治療」が必要です。

まず手を付けやすいのは「食生活」だと思います。

食生活の改善には「水分をこまめに取ること」と「水溶性食物繊維を食べる」です。

水分をこまめに取るのは「便の水分が無くなって固くなり、便が出ない」という原因を改善します。

また、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。

不溶性食物繊維は便秘になりやすく、水溶性食物繊維は下痢・軟便になる傾向があります。

便を柔らかくするには適当に食物繊維を摂るのではなく、

「水溶性食物繊維」が多いものを食べる必要があります。

水溶性食物繊維が多い食べ物としては「こんにゃく」ですね。

CMでよくみる「からだすこやか茶W」なんかも

難消化性デキストリンという水溶性食物繊維が入っているので良いと思います。

運動に関しては、妊婦さんは激しい運動は出来ないので

「30分程度のウォーキング」が最適かなと思います。

妊婦さんが飲める市販の便秘薬は「コーラックMg」「酸化マグネシウム」

便秘薬自体は色々な種類ありますが、妊婦さんが飲める薬は限られています。

市販薬で飲める薬は「コーラックMg」や「ケンエー酸化マグネシウム」があります。

どちらも「酸化マグネシウム」という成分が大腸内の水分を多くして便を柔らかくしてくれます。

私が産婦人科の処方でよく見る薬は「マグミット(酸化マグネシウム)」という薬で、

先程の「コーラックMg」や「ケンエー酸化マグネシウム」と同じ成分です。

「国立成育医療研究センター」の「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」によると

「ラキソベロン(ピコスルファート)」や「プルゼニド(センノシド)」という薬も安全みたいです。

nosh-ナッシュ

最後に

妊娠中は食べ物や薬など、普段の生活で気をつけることが多いのでストレスが溜まりがちです。

排便も上手くいかないと腹部不快感が続きストレスも溜まります

普段の食生活やちょっとした運動で対策・改善出来ることなので

早めに解決するのが一番では無いかと思います。

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