小さい子には粉薬が出されると思いますがなかなか飲んでくれないということはありませんか?また自分や旦那さんの両親が錠剤が飲みにくいという声は聞きませんか?
以前の投稿で薬が多くて飲みにくい方には「一包化」という薬をパックしてもらうことをしてもらうと良い、ということを書いたと思いますが、今回は錠剤そのものが飲みにくい方や粉も飲みにくいっていう人の対策を紹介したいと思います。[temp id=2]
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大人や高齢者の場合
殆どの大人は錠剤が飲めると思いますが、年齢が高くなるにつれて嚥下が難しくなってきます。
年齢が高くない場合でも元々錠剤を飲むのが苦手だったり、そもそも錠剤が大きくて飲めないという方も居ると思います。
こういうときの対処法として、①半分などにして錠剤を小さくする方法と②錠剤をつぶして粉にする方法の2つがあります。
どちらも薬局で薬をもらうときに薬剤師に申し出てもらったら出来ることなのですが、薬を受け取った後自己判断で薬を半分にしたり潰したりするときには注意が必要になります。
それは錠剤を割ったり潰したりすることによって飲みにくくなったり、薬本来の効果が発揮できなくなることがあるからです。
飲みにくくなる要因としては苦味と匂いが主な要因です。
粉だと苦味や匂いがきつくて飲みにくかったり、もう飲めないようなものを糖衣コーティングしてマスクしているものがあります。
そういうものを知らずに潰してしまうと、もう地獄です。体調は良くならないし薬も飲めないしでダブルパンチです。
もう一つ薬本来の効果が発揮出来なくなることについてですが、これは薬の持続時間などが関係してきます。
薬の中には意図的に24時間かけてゆっくり薬が効いていくように設計されているものがあります。薬の名前に徐放錠やCRなど書かれているものはそういう薬です。
そういう薬を分割したり潰したりすると急激に薬が効いて体調が悪くなることもあります。
薬全般的に言えることですが、色んな剤形に飲みやすくする工夫や患者さんの負担を軽くする技術が積み込まれています。
少しでも飲みにくいということがあれば、薬をもらった薬局に電話をして分割したり潰しても大丈夫かどうか確認してみましょう。[temp id=2]
子供の場合
錠剤が飲めないお子さんの場合粉薬が出されると思いますが、味覚に敏感な小さい子には苦いお薬が多いんじゃないかと思います。最近は甘い味がコーティングされているものもありますが。。
薬を飲みやすくするもので一番有名なのは「おくすり飲めたね」っていうゼリーですよね。このゼリーに粉を入れて飲んでもらうのが一番簡単ですね。
これは大人(お年寄り?)の方でも買っていかれます。結構これが優秀ですね。もうこれで十分なんじゃあないかと思います。
他の選択肢としては、ジュースに溶かす方法とアイスやヨーグルトと一緒に飲む方法です。
アイスクリームは結構万能だと思っているんですが、ヨーグルトはいくつか一緒に混ぜると飲みにくくなるものもあるので少し注意が必要だと思います。
ジュースに溶かす方法は、薬を溶かすと苦味が強くなり全く飲めなくなるような薬もあるのでもっと注意が必要です。
薬と混ぜて美味しくなくなると、薬が嫌いになるのではなく溶かしたジュースやお菓子が嫌いになるので混ぜたりするときは薬剤師に聞いてみましょう。
胃が小さい2歳くらいまでのお子さんだとお菓子と混ぜて薬を飲むっていうのも難しいですよね。
病院次第ですけど、乳幼児に対しては薬を食前に飲んでくださいっていう所もあると思います。これはご飯を食べてお腹いっぱいになって薬が飲めなくなるからです。
こういう子に対してジュースを混ぜたりお菓子と一緒に薬を飲ませるのはご飯が食べれなくなるので注意です。
私が乳幼児への薬の飲ませ方でいつも言っているのは、少量の水で粉薬をペースト状にして口に入れてあげる方法です。
これだと水の量も少なくお腹がいっぱいになりにくいです。
それでも飲んでくれないお子さんにはペースト状にしたものを歯の裏につける方法です。
今のところこの方法で飲めなかったというお母さんは聞いていないので大丈夫だったんじゃあないかなと思っています。
私自身まだ子供がおらず薬をあげる機会がないので偉そうに指導していますが、一年後には子供も生まれて薬を飲ませる立場になると世のお母さん方の苦労がわかるんじゃあないかと思います。
いざ自分がやってみたときに感じたことや苦労したことなども書いていけたらなあと思います。
[temp id=2]最後に、錠剤が多くて飲みにくいという方は以下の記事も見ていただけたら幸いです。