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薬剤師の仕事は患者さんが処方箋を持ってきて薬を渡す時だけではありません。

最近薬剤師の中で気をつけていることは「対物から対人へ」ということです。

薬剤師の仕事は薬が入っている棚から薬を出して患者さんに渡すだけと思っている方が多いと思いますが、対物の仕事が多いのは事実でそれもとても重要なことです。

じゃあなぜ対物から対人なのかということですが、対物の仕事ってロボットにでも出来るんですよね〜😅[temp id=2]

実際、錠剤をパックする機械はとても普及していますしパックの中に入っている薬が正しいか監査する機械もあります。

粉薬を測ってパックする機械もあるし水薬を測る機械もあり、軟膏を混ぜる機械もあります。

多分、棚から必要な薬を必要な数出したり、処方箋の監査とかもすぐに出来るようになるんじゃあないかって思ってしまいます。

そうなってくると薬剤師の仕事ってあるの?薬剤師いらなくね?って思っちゃいます。。。

その中で薬剤師の必要性を見出すために「対物から対人へ」というのはとても重要だと思います。

薬局を利用する人の中には「必要なことは医者と話しているし薬剤師としゃべることもないし必要もない」と思っている方が居るのはよくわかっています。

ただ、お医者さんも万能ではないし、薬のことは少しでも薬剤師がサポートできれば良いんじゃあないかと思っています。

ここでいう薬剤師のサポートっていうのは調剤室で薬を出すのがサポートということではなく、お医者さんが聞けなかった話を薬剤師が聞いてお医者さんにフィードバックしたり、聞き取った内容から服用薬の適正化を提案することだったりすると思っています。[temp id=2]

患者さんと話していると「先生が忙しそうだったから話せなかったことがある」とか「あの先生に薬が余っていると言ったら怒られるから、、、」等など言えなかった話がたくさんあります。

最近聞いた話でいうと、1日3回飲むように出ている薬があるけど、なんとなく飲み過ぎな気がして1日2回でずっと飲んどるよ!っていう話を聞きました。

3回で飲んだら体調が悪くなったから2回で飲んでいるという方もいますが、今回の場合はそいうわけではなく、あくまでも患者の判断、「なんとなく」でした。

これってお医者さんが見る検査値では1日3回薬を飲んでいる結果ですけど、実際には1日2回薬を飲んでいる結果ですよね。

今の現状でお医者さんが効果不十分と判断すれば1日4回に増えるかもしれないし、1回の量を多くするかもしれないし、はたまたもっと効く薬に変えるかもしれないですよね?

また入院した時は持参薬を持っていったりお薬手帳の情報や処方元の情報から入院先で薬が出されるのですが、処方元の情報と実際飲んでいる薬の量が大きく違えば入院先で体調がより悪化していまうこともあります。

主治医には言えないけど門前の薬剤師にはなんとなく言えてしまうというのが薬局薬剤師の強みだと思います。それが田舎に行けば行くほどその強みは大きくなるんじゃあないかと思います。

私の職場は本州から少し離れた島にあり、船が出る時間まで居らして、といって雑談をして帰るようなおじいちゃんおばあちゃんがいます。

都会ではなにもないのに薬局に来る人は少ないんじゃあないでしょうか?

こういう薬局は田舎ならではで、とても良いんじゃあないかと私は思っています。

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